東京の元日本代表DF駒野友一(34)が、1番手キッカーに名乗り出る。7日に行われた全体練習後、居残りで直接FKの特打を敢行した。現時点ではキッカー争いに1歩リードを許しているMF水沼が、直接FKの練習で2本決めた。目の前で見届けた駒野はウズウズした気持ちを抑えるように、20本以上蹴り込んで確認。普段控えめな男だが「試合の流れによると思うけど蹴れば決める自信はある」とキッパリ言い切った。

 “飛ぶボール”に好感触をつかんでいる。明日9日のアジア・チャンピオンズリーグプレーオフ・チョンブリ戦の公式球は、Jリーグのアディダス社のものからナイキ社へ変わる。「Jの球より軽く感じる。だから飛び過ぎるのは注意しないといけないけど、(強弱の)調整はしやすい」。磐田時代、昨季まで5年連続直接FK弾を決めている決定力を、徐々に発揮していく。