U-23日本代表の柏DF山中亮輔(22)が9日、リオデジャネイロ五輪を見据え、チームでの定位置奪取に意気込んだ。

 昨季はリーグ戦出場も11試合で、先発は2試合だけ。「(リオ五輪メンバーの)選考基準においてチームでの定位置が必要になってくる。このチームでやらないといけない」と意気込んだ。五輪は「成長の糧」と捉える。その舞台に立つため試合勘を保ち、生き残るつもりだ。

 最終予選では決勝の韓国戦で同点弾をアシスト、初戦の北朝鮮戦でもCKから決勝点を演出。五輪出場権獲得に大きく貢献したが、慢心はない。最終予選の登録メンバーは23人だったが、本大会はオーバーエイジも含め18人に絞られる。

 先月31日深夜に帰国し、中2日の3日からチームに合流した。「疲れはありますけど、しょうがない。メンデス監督の戦術を理解しないといけない。監督に使ってもらえるようにしないといけない」。左サイドバックだけでなく、左サイドハーフにも挑戦中だ。リオ五輪へ向かうため、まずは柏で立ち位置を獲得する。