U-23日本代表の柏DF山中亮輔(22)が、8月のリオデジャネイロ五輪へ向け、まずはチームでの定位置奪取へ意気込んだ。9日、千葉・柏市内で練習。昨季はリーグ戦出場11試合で、先発は2試合だけ。「選考基準においてチームでの定位置が必要になる」。最終予選では、決勝の韓国戦で同点弾を演出するなど、2アシストも慢心はない。登録メンバーは最終予選の23人から、本大会はオーバーエージ枠含め18人。生き残りへ、試合勘の維持を最優先事項と捉える。

 メンデス新監督の意向もあり、今季から左サイドバックだけでなく、左サイドハーフにも挑戦。本音を「サイドバックで勝負」と言うが、プレーの幅を広げ出場機会を増やすつもりだ。先月31日に帰国し、中2日でチームに合流。疲れはあるが「しょうがない。監督の戦術を理解し、使ってもらえるようにしないと」と全力アピールを誓った。