G大阪が新スタジアムのこけら落としを勝利で飾った。

 前半26分に相手のオウンゴールで先制。同36分にはMF今野泰幸(33)が、新加入MF藤本のFKに頭で合わせて追加点。後半2分に1点差に詰め寄られたが、同21分にDF丹羽がMF宇佐美のCKをヘッドでゴールに押し込み、スタジアムのボルテージが最高潮になった。

 3万5271人が集った一戦は、シーズンさながらの緊迫感に包まれた。長谷川監督は「『公式戦のつもりで』と話していたけれど、立ち上がりから締まったゲームにしてくれた。このような素晴らしいスタジアムでこれから試合をできるのがうれしい」とニンマリ。2点目を決めた今野は「セットプレーでのゴールは大きいし良かったと思うけれど、シーズンはこれからなので。(スタジアムは)雰囲気がいいなと思いました」と冷静に振り返った。