U-23(23歳以下)日本代表としてリオ五輪出場へ導いたJ2岡山のMF矢島慎也(22)が、居残りでシュート練習を敢行した。

 16日、宮崎市内の合宿で午前と午後の2部練習に臨んだ。午後練習後、同僚がロッカールームへ引き揚げた後も黙々と右足で、左足でとシュートを約30分間打ち続けた。

 リオ五輪最終予選では得点も挙げ、自信がついた。「(五輪予選は)プレッシャーがすごかった。でも岡山でもプレーオフとかそういう(重圧がかかる)場面が来れば『経験していて良かった』と思えるはず」。

 今季は浦和からの期限付き移籍を延長し、岡山で2年目に突入。背番号も10番になった。「チームの目標『J1昇格』を目指すためには、自分の力が必要だと思っている。自分が引っ張って行かなきゃいけない」と強い責任感を口にした。

 今季からはリオ五輪予選でチームメートだったFW豊川や、ベテランFW赤嶺らが加入。総合力も向上した。「普段は人見知りなんですけど、サッカーの話題がきっかけなら話せる。今は連係面でも問題ない。コンディション調整も難しかったけど、問題ない」。22歳の新10番が、28日の開幕へ向けてさらなるレベルアップを図る。