北九州が10年のJ2参入以来、初めて開幕戦で勝利した。鹿島から新加入のMF本山雅志(36)が後半24分、FW池元に代わって投入されると攻撃のリズムが一変。勢いのまま同31分、身長190センチのFW小松塁(32)が打点の高いヘディングで決勝弾を決めた。

 北九州は、16年度中にJ1要件となる収容1万5000人以上の新スタジアムが完成予定。財務面も支障がなくJ1ライセンスも交付される見込みで、今季はJ1昇格へ初めて挑戦できる年になる。悲願成就へ好スタートを切り、柱谷幸一監督(54)は「本城陸上競技場のラストシーズンで開幕戦を飾れ、これからいい形でゲームを進めて行けると思う。今年は(J1昇格)プレーオフ圏内に入って戦いたい」と闘志を燃やした。