仙台の渡辺晋監督(42)とDF蜂須賀孝治選手会長(25)が11日、仙台市主催の東日本大震災追悼式典に参列した。翌日にホーム鹿島戦を控えていることから、選手は練習前に泉サッカー場で黙とうを行い、式典にはフロントスタッフと代表者だけが参加した。

 式典では献花を行い、地震が発生した午後2時46分に合わせて黙とうした。渡辺監督は「5年前の今日もリーグ戦を翌日に控えた金曜日だった。しかし、あの日以降いろんなことが変わり、亡くなられた方もいる。我々は今こうしてまた試合ができる状況にあるが、ユアスタに足を運ぶことができなくなった方もいるかもしれない。当たり前のことを当たり前と感じてはいけない。ベガルタ仙台というチームに関わる以上、使命と覚悟を持って強く進みたい」と話した。