磐田の名波浩監督(43)が大胆な若手起用で今日19日のホーム福岡戦に臨む。18日、磐田市内での最終調整をチェックした同監督はMF川辺駿(20)をキーマンに指名。開幕から3戦連続でボランチに入ったゲーム主将MF上田康太(29)に代わり、リオデジャネイロ五輪世代のMFを抜てきする意向を示唆した。

 ホームで「人もボールも動くアクションサッカー」を実現するための大胆起用とみられ「MF宮崎(智彦=29)とバランスを取って(前線に)タイミングよく出ていってほしい」と攻撃参加に期待した。開幕から3節まで相手にボールを保持される時間帯が長かった。勝ち点4は獲得してきたが、同監督は「この試合に勝たないと意味がない」と強く意識している。

 福岡とは昨季J2と天皇杯で3回激突して3敗。チームでただ1人、3試合すべてに先発していた川辺は「(福岡に)ずっと負けているので、まず勝ちたい。J1初得点も狙っていきたい」と意欲。広島時代の13年以来2度目のJ1先発に向け、気合十分だ。【保坂恭子】