約1カ月間で計8試合こなしたお疲れのG大阪が阪神ダービーで敗れた。前半はシュート1本。ガンバらしい攻撃のリズムを組み立てることができなかった。長谷川健太監督(50)は「選手は何とかしようと体にムチうちながら戦ってくれた。言い訳にはしたくないが、疲れている中で最後の1歩のところが出ず、2失点目につながってしまった」と肩を落とした。

 0-2の後半39分にはFW宇佐美貴史(23)のCKからDF金正也(27)が頭で決めたが、指揮官は「1点を返すのが精いっぱいだった。もう1点というところがなかった」。MF遠藤保仁(36)は「全員が100%ではなかったが、動きの質で相手を上回れるようにしないと。連戦だからといって、疲れた中でもゲームを運べるようにしたい」と静かに話した。