広島から期限付き移籍の新潟MF野津田岳人(21)が、ナビスコ杯予選川崎F戦(6日・デンカS)の出場を猛アピールした。新潟は3日、聖籠町のクラブハウス練習場で川崎F戦に向けてのトレーニングを行った。

 2日のリーグ戦第5節福岡戦で、出場時間が長かったメンバーは軽いランニングで調整。他の選手は実戦形式などで汗を流した。

 3月31日に新潟に合流した野津田は、福岡戦でベンチ登録はされなかったが、8対8のミニゲームでは6本のシュートを放ち2得点。アシストも1つ決めた。「自分の武器をアピールしようと思った」と、気持ちは実戦モードだ。

 福岡戦はテレビ観戦だったが、「自分が入ったときのイメージができた」と言う。起用が予想されるポジションはインサイドハーフかサイドハーフ。「ミドルを狙いたい。福岡戦ではミドルが少なかったので」。得意のシュートがチームの役に立つ雰囲気を感じ取った。吉田達磨監督(41)は「想像通りにいいものを持っている。争いに加わってくれると思う」と、戦力として期待を寄せている。