甲府がアウェーで大宮に引き分けた。

 0-1とリードされての後半30分、右CKをFWクリスティアーノ(29)がゴール前に蹴り、これを途中出場のFWチュカ(26)が頭で合わせて同点にした。前半はシュート0本だったが、後半は7本。アグレッシブに攻めた結果が得点につながった。

 大宮とは今季、練習試合を含め3度目の顔合わせ。佐久間悟監督(52)は「後半だけで考えると、少しは大宮を苦しめることが出来た」と手応えをつかんだ。熊本地震を受け、試合前には選手に「サッカーをやらせて頂けることに感謝しよう。アグレッシブに戦って感動を伝え、最終的には困難な状況な方にエネルギーを与えられるのでは」と伝えた。「流れの中から点を取れず残念」と反省点を挙げたが、アウェーで貴重な勝ち点を積むことが出来た。