G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)が“2度”のPKを外して1次リーグ敗退が決まった。

 DF丹羽が得たPKを、前半37分にゴール左へ蹴るとGKに阻止された。その直後、蹴り直しの2度目のPKは右に蹴ったが、コースが甘くGKに楽々とキャッチされた。このビッグチャンスを逃したことが尾を引いて、ホームの利を生かせずにチームはその後2失点。大会未勝利(2分け3敗)で、08年以来のアジア制覇を目指しながら、1試合を残して敗退が決まった。

 試合後に宇佐美は悔しさから号泣。取材エリアでは「(試合が)終わった瞬間、自分が終わらせてしまったと思った。自分のせいとしか、言いようがないです。そのような思いを、ただただ感じていた」と言葉を振り絞った。

 今季の宇佐美は極度の不振に陥り、J1でまだ1得点。ACLでも無得点のまま敗退した。敗退した責任を背負って泣き崩れた。