浦和がアジア制覇へ、まずは1次リーグ首位通過を目指す。21日、アジアチャンピオンズリーグのシドニーFC戦を終え、敵地から帰国。前夜に引き分けたことで、8年ぶりの決勝トーナメント進出は決まったが、選手たちは「良かったです。けどまだ、とりあえず、です」と口をそろえた。

 同1回戦は、首位通過ならF組2位が確定した山東魯能、2位なら同1位のFCソウルとの対戦になる。FCソウルは西地区も合わせた全32チームの中で、唯一勝ち点を13まで伸ばしている。Jリーグ関係者も「Kリーグでも首位を走っているし、最も状態がよく、警戒すべきチーム」と認める。

 前回優勝の広州恒大を、1勝1分けで敗退に追い込んだ浦和も、他から忌避される実力。優勝を狙うなら、いずれは難敵にも勝たねばならない。それでも、確実に上位進出を目指すため、首位通過が望ましい。5月3日の最終節で浦項に勝ち、シドニーFCが引き分け以下で、首位通過となる。