山形が今季初勝利を挙げた。

 アウェーで岡山に完封勝ちし、開幕から9戦目にして勝ち点3を得た。

 0-0で迎えた後半25分、FW林陵平(29)が均衡を破るゴールを奪った。MFディエゴのクロスを、ゴール前のMF永藤歩(18)が胸で落とし、左足を伸ばして押し込んだ。

 後半は押し込まれる時間も多く、ピンチを幾度も迎えたが全員で体を張り得点を許さなかった。

 石崎信弘監督(58)は「初勝利であり、初の失点ゼロの試合。毎試合、今日のように臨めるようにしていきたい」。林は「ゴールは狙ってた。決まった瞬間、勝った瞬間はしびれましたね」と笑顔で話した。

 守備陣を統率しDF渡辺広大(29)は無失点に「単純にうれしいっすね。次節は(熊本地震の影響で)中止なので時間ができる。見直すところは見直して、ここから巻き返せるようにしたい」と話した。