磐田はアウェーで、今季初完封勝利を挙げた。

 DF大井健太郎(31)の今季初得点で、劇的勝利を呼び込んだ。

 0-0で迎えた後半44分、DF中村太亮(26)のFKは相手DFにはじかれたが、ファーサイドで拾ったMF松浦拓弥(27)がダイレクトで低いクロスを入れ、大井が出した右足に当たってゴールへ。ベンチからも選手が飛び出し、歓喜の輪ができた。

 大井は「いいボールが来たので、相手のマークもなくて足を当てるだけだった」と話した。今季6季ぶりに磐田に復帰。磐田での得点は、本人が「いつだったが、覚えていない」ほどの約8年前。2008年5月17日東京戦(1-2)以来だった。

 名波浩監督(43)は「ゲーム内容としては、不細工な試合だったが、セットプレーでも足が止まらずにゴールに向かった結果が、勝利につながった」と話した。