札幌は序盤、自陣からロングパスを多用。徳島のDFラインの背後を、前線のFW都倉や内村らが狙う。前半20分、後ろからのボールをトップ下のMFジュリーニョが左前に落とすと、駆け上がったFW内村が左足でダイレクトシュート。ボールはゴール右スミに吸い込まれた。開幕から股関節痛に泣いてきた背番号13の札幌でのリーグ戦50ゴール目、今季ホーム初ゴールが決まり、札幌が優位に試合を進める。

 後半は徳島の攻める回数が増えたが、札幌はこの試合がリーグ通算350試合目のDF増川を中心に体を張りはじき返し、そのまま試合終了。札幌の四方田修平監督(43)は「選手が体を張って戦ってくれた。0点で終えられて良かった」と、ホーム3試合連続の1-0勝利を喜んだ。FW内村は「いつもシュートが少ないので、どんどん打って行こうと思っていた。次のアウェーもしっかり勝って帰ってきます」と、スタンドのサポーターに約束した。