福岡が、5季ぶりのJ1勝利を挙げた。ここまで3分け4敗のアウェー戦。0-0で粘って迎えた後半16分、MF末吉隼也(28)の右クロスにファーサイドのFWウェリントン(28)が頭で合わせ、ゴール右に流し込んだ。

 日本代表DF森重真人(28)に競り勝っての決勝点。「狙い通りのコースに決めることができた」と喜んだ。

 チームにとって11年11月19日の山形戦(5-0)以来の、元日本代表DFの井原正巳監督(48)にとっては、うれしいJ1初勝利となった。

 後半ロスタイムに与えたPKも森重が失敗してくれるなど、最後まで粘って運を引き寄せた。「正直、ホッとした思いはあります」と1勝をかみしめ、地震に苦しむ九州に敵地から勝利を届けた。