G大阪が、史上初めて1勝もできずに姿を消した。既に敗退が決まって臨んだ敵地の最終戦。前半13分にPKから失点すると、同16分にも守備陣が完全に崩されて2点目を献上した。

 今遠征は日本代表FW宇佐美、MF遠藤ら主力が帯同せず。攻撃陣も元気がなく、後半39分にCKからのこぼれ球をMFアデミウソンが体ごと押し込んで1点を返すのがやっとだった。

 2分け4敗でG組最下位で終戦。長谷川健太監督(50)は「PKからの失点で少しばたついた。後半は自分たちのサッカーを、少し見せることができたと思う。(敗退したが)前を向いて進むしかない。今日出た(控え)選手が、よく戦ってくれた。この積み重ねで、少しずつJリーグでも順位を上げていきたい」と話した。

 昨季はアジア4強進出。優勝候補のはずが、全く力を出し切れずに終えた。