関東大会決勝と同じ顔合わせになった決勝で、大宮アルディージャジュニアがJACPA東京FCを下して初優勝を果たした。出場10チーム中最小の1失点で決勝に進出したJACPA東京の堅い守備を破った。

 大宮は第2ピリオド(P)開始早々に有竹翔吾が守備陣の一瞬の隙を突き、抜け出して先制のゴールを決めた。さらに第3P終了間際、阿部来誠からのクロスに本間翔大が右足を振り抜き、ダメ押しの2点目を挙げた。

 JACPA東京は第2Pの8分に久松大玖が鋭いミドルシュートを放ち場内を沸かすなど積極的にゴールを狙ったが、得点に結びつかなかった。

 優勝した大宮多久島良紀主将は「試合前にみんなで日本一になろうと言い合った。守備が粘り強くて攻撃もみんなで協力していけるチームです」。W杯の会場でもあった日産スタジアムで初めてプレーし「緊張したけど、いい環境でやらせてもらえました」と満足していた。