神戸のユース出身の新人DF東(ひがし)隼也(18)が一からスタートする。公式戦初先発を飾ったホーム磐田戦から一夜明けた5日、神戸市内で軽めの調整を行った。

 4-1で勝利を飾った磐田戦は、累積警告で出場停止だったDF相馬に代わって、左サイドバック(SB)で出場。本職はセンターバックのため「SBは中学か高1あたりからやっていなかった。相馬さんのプレーを見て勉強したんですけど、僕は守備の選手。なかなか難しかったので、しっかり抑えて攻撃は自分なりに頑張りました」。

 今季の出場はデビュー戦となった柏戦(4月30日、アウェー)に続き2試合目。まだまだ緊張もあり「みんなに『前半はどうなるかと思った』と言われちゃいました」と初々しかった。それでもハーフタイムにネルシーニョ監督から「悪くないから継続しろ」と言われ、吹っ切れたという。 若さを生かし全力を出し切った東は「昨日はなかなかチャンスがない中、急にSBでチャンスが回ってきた不安もあった。これからは続けて出られるように、また頑張っていきたい」と、神戸の次世代守備陣を引っ張るためアピールを継続する。