J2清水FW北川航也(19)が勝利を呼び込む2戦連発を狙う。6日、静岡市内で完全非公開調整に参加。前節アウェー京都戦で今季初ゴールをマークし「周りはまだ1点だけというが、僕にとっては大事。この1歩がなければ先にも進めない」と吹っ切れた表情を浮かべた。プロ2年目で公式戦3得点を挙げているが、すべて勝利に結びついていない。明日8日のアウェー岐阜戦はベンチスタートが濃厚。出場時間も限られているものの、北川は「出たら自分の仕事をしたい」と連続ゴールに意欲的だ。

 「弟分」の快挙にも刺激を受ける。5日にJFAプレミアカップでジュニアユースが18年ぶりに全国制覇。下部組織出身の北川は中学3年時に同大会で準決勝敗退だった。後輩たちからの吉報を受け「下の世代が頑張って、自分たちが頑張らないわけにはいかない」と気持ちを引き締めた。この日のゲーム形式練習で豪快なゴールを決めたようで、小林伸二監督(55)も「よかったですよ。次も取れそうなにおいがしている」と太鼓判を押した。【神谷亮磨】