横浜DF中沢佑二(38)が鉄人記録をかけ、今日8日の甲府戦(日産ス)に挑む。プロ18年目の今季もフルタイム出場中。先発が確実な甲府戦で90分プレーすれば、38歳にしてリーグ戦100試合連続フルタイム出場の大台に乗る。

 フィールドプレーヤーでは今季、浦和MF阿部が同記録を達成したが、中沢はJリーグ史上最年長となる。7日の練習後に「(試合が)終わるまでは何も話しません。まだ何があるかわからないから」とけむに巻いた。

 ひと回り以上も年が離れた若手もいる中、定位置を守り続ける。年間通してけがもせず、激しい競り合いでファウルももらわず、警告もゼロ。篠田フィジカルトレーナーは「有酸素的能力はずっと高い。ジャンプやパワーは常に平均以上」と分析。MF中村も「ストッパーの中じゃ(日本で)3本か4本のうちに入るし、全然代表でもできる」と称賛。チームは3連敗中で9位と低迷するが、中沢は「これ以上連敗できない。内容も大事だけど積極的に勝ちに行く」と誓った。