J2千葉のDF浦田樹(19)が元日本代表MF三都主アレサンドロ(38)の教えを胸に飛躍を目指す。

 1月からブラジル・パラナ州リーグ1部のPSTCに期限付き移籍していたが、14日から千葉に復帰していた。PSTCでは、三都主と同部屋だった。国際Aマッチ通算82試合に出場し、世界を知る男から「ブラジルや世界ではフレンドリーでやった方が仲良くなるし、サッカーもうまくなるぞ。びびってやったらダメだ。気にしていたら世界に行けないぞ」と教えられた。

 それまでは異国での慣れない生活、ミスすれば激しく注意される中で萎縮していた部分があったという。三都主の言葉で「言われても関係ないと強い気持ちになれた」と変わった。約4カ月のブラジルでの武者修行で「メンタル面が強くなった。ハングリー精神がついた」と胸を張った。

 浦田はこれまで各世代別の代表に選ばれてきた。「東京五輪が今後の現実的な目標。海外でもプレーしたい」。ブラジルにいる“師匠”にも活躍の知らせが届く飛躍を夢見ている。