G大阪DF丹羽大輝(30)が18日、今季2度目の2連勝が懸かるアウェー広島戦(21日)に向けて、大阪・吹田市内で約1時間半練習を行った。

 13日のホーム磐田戦でリーグ戦3試合ぶりに勝利を収め、チーム状態は上向き。丹羽は「ほっとしたところで、ここから負けないように不敗神話を続けていきたい。広島戦がめちゃくちゃ大事」と気を引き締めた。

 特に相手FWウタカを警戒。ウタカは現在9得点で、J1得点ランク1位タイにつけている。長谷川健太監督(50)は「前節(磐田戦)まで、うちの総得点とウタカ1人の得点数が同じだった…。素晴らしい選手」。DFの要の丹羽は「間違いなくマッチアップするのでしっかりケアしたい。ウタカは自由にやっているイメージ。周りの選手にも助けられていると思うので、最後の最後で抑えられたらいい」と分析した。

 一方で、G大阪攻撃陣の力の見せどころでもある。FW宇佐美とFWアデミウソンは、連係の質が高まりつつある。指揮官は「1試合ごとに(攻撃の質も)深まってくる。どれくらいやれるのか、楽しみ」とニッコリ。2人に期待を寄せた。丹羽も最終ラインから前線を見て、手応えをつかんでいた。「右(サイド)が使えるようになってきたのが大きい。広島にとって嫌な攻撃ができると思う」。今季の連勝は、第2節甲府戦(アウェー)と第3節大宮戦(ホーム)のみ。G大阪が流れをつかみ取ることができるのか、注目が集まる。