新潟が2-1で柏を下し、1次リーグBグループ4位に浮上。決勝トーナメント進出に望みをつないだ。新潟はリーグ戦第5節福岡戦(4月2日)以来の公式戦勝利になった。

 決勝点を挙げたのは、4年目のMF小塚和季(21)だった。FW平松宗(23)がヘディングで折り返したボールを、ダイレクトボレーでたたき込んだ。

 「ボールはあまり見ていなかった。ミートだけをこ心がけた」。これがJ1公式戦初得点。1年半、山口に期限付き移籍し、今季新潟に復帰した。ゴール後、チームメートにもみくちゃにされ、「久しぶりに味わった感覚」と笑顔が絶えなかった。

 吉田達磨監督(41)は「小塚と成岡(翔)の2人は、何にものまれることなく90分間戦っていた」と勝負強さをたたえた。小塚にとっては、リーグ戦第7節広島戦(4月15日)以来の出場だ。J1公式戦初得点にも「今度はリーグ戦で決めたい」。つけた自信がチームの武器にもなる。