浦和ミハイロ・ペトロビッチ監督(58)は、MF宇賀神のゴールにご満悦だった。

 前半14分のMF宇賀神のゴールに指揮官は「クロスと見せかけてしっかり狙ったシュートだった」とご機嫌な様子。立て続けに「1つの物語を皆さんにお話ししましょう」と切り出した。

 「宇賀神選手が浦和のユース時代は、練習試合の時にユニホームを自分で持参しなくてはいけなかった。そういう状況の中で(宇賀神は)ユニホームの短パンを忘れてしまった。それは『自己管理ができていない』と罰として相手の監督とも交渉してスパッツで試合に出ることになった。そしてその試合で彼はスパッツで試合に出て、ゴールを決めたのです。つい最近のミーティングで私は、宇賀神選手にみんながいる前でスパッツで試合に出た話をし、『最近ゴールが決まっていないから、次の試合はスパッツで出たらどうだ!?』と言っていたのです」

 冗談めかしながら、過去のエピソードを会見で話すほど宇賀神のゴールに指揮官も大満足だった。