J2清水DFビョン・ジュンボン(25)が7試合ぶりの先発復帰に意欲をみせた。

 22日のアウェー東京V戦に備え、18日は静岡市内で練習に参加。ゲーム形式メニューでは対人の強さを発揮し、健在ぶりをアピールした。先月9日のC大阪戦から7試合で10失点と守備に不安を抱えるチーム状況のため、ビョンは「試合に出たら無失点にこだわりたい。コンディションも悪くない」と力強く話した。

 現在、U-23(23歳以下)日本代表の一員としてトゥーロン国際大会に臨むDF三浦弦太(21)が不在。さらに、この日はDF犬飼智也(23)が左内転筋痛で練習を回避した。小林伸二監督(55)は「(センターバック)2人が変わるだろう」と先発変更を明かし、急造DFラインで臨むことが確実となった。

 今季のビョンは既に6試合出場しており、スタメンの最有力候補。残りのセンターバック1枠はDF角田誠(32)とDFヤコビッチ(30)が争う。清水は3戦勝ちなしで首位札幌と勝ち点7差の9位。勝ち点3を狙うためには守備の立て直しが急務だ。ビョンは「全体の守備は悪くないけれど、細かい部分ができなくなっている。自分が出て勝利に貢献したい」との覚悟を示した。【神谷亮磨】