G大阪FW宇佐美貴史(24)が、広島戦の3試合連続ゴールを目指す。18日は大阪・吹田市内で21日のアウェー広島戦に向けて約1時間半の練習を実施。宇佐美は、8対8のミニゲームで左MFに入り連係を確かめた。

 広島戦では昨年末の天皇杯準決勝と今年2月の富士ゼロックス・スーパー杯で連続得点中。今季リーグ戦で2得点にとどまるエースは、好相性の相手を前に「間違いなく強いチーム」としながらも「(前節磐田戦で)勝った勢いを本物の流れに変えていくのが仕事」と、得点への意欲を見せた。

 MF遠藤のゴールにも刺激を受けた。前節13日のホーム磐田戦(2○1)で主将が、J1通算99点目となる決勝弾を放った。幼い頃からガンバファンの宇佐美にとって、遠藤は憧れの選手の1人。その大黒柱が通算100点を目の前にしている。宇佐美は「ヤットさん(遠藤)の印象に残ってるゴールは、天皇杯決勝の名古屋戦」と即答。10年元日にドリブルから左足で決めた決勝点を挙げた。

 最年長36歳が奮闘する中、エースとしても負けられない。チームは現在暫定8位。出場した公式戦で4試合ぶりゴールに向けて、エースは「連勝へ導き、自分たちのサッカーへと結び付けていく」と、闘志を燃やした。【小杉舞】