柏が終盤の猛攻で逆転勝ちした。

 前半6分、MF武富孝介(25)の今季2点目で先制。同23分、ロングボールをDF輪湖直樹(26)が頭で前線に落とし、FWディエゴ・オリベイラ(25)のシュートはバーを直撃した。

 後半は福岡が反撃に転じた。11分、東京五輪世代の福岡MF邦本宜裕(18)がJ1初得点を挙げた。中盤でボールを受けると、そのままドリブルで約30メートル持ち込む。中央に切り込み、ペナルティーエリアやや手前から、迷うことなく豪快に左足を振りぬ行くと、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

 勢いに乗った福岡は3分後、今度は邦本が起点になって追加点を奪った。左サイドから邦本の軟らかいクロスがこぼれ球となった。最後はFW城後寿(30)が押し込み勝ち越した。

 だが、その後は柏の猛攻を仕掛けた。同35分にFWディエゴ・オリベイラ同点弾、同41分にはDF輪湖が決勝点を奪った。