J2札幌の最年長、MF河合竜二(37)が、在籍150戦の節目勝利を誓った。今日22日のアウェー讃岐戦で3戦連続メンバー入りする。前節水戸戦は1-0の後半41分から途中出場し、持ち前のリーダーシップで、逃げ切り勝利に貢献。14年6月7日の100戦目は、同じ讃岐に同じピカスタ(当時の呼称は丸亀)で0-1と敗れており「節目を白星で飾れたら」と雪辱勝利を約束した。

 場数を踏んできたからこそ、仲間から絶大の信頼を寄せられる。札幌での149試合は、現在籍選手では6番目も、J1での出場171試合は、群を抜く。クラブ最多451試合のMF砂川(昨年引退)も、J1通算は119試合。クラブ初となる札幌、J1両通算150試合到達を目指す。

 浦和時代の00年5月22日、大宮戦でJデビューした。当時、高卒4年目の21歳。先発し、夢中で90分走り抜いた埼玉ダービーは、6-0と大勝した。デビュー16年の記念日。今回は途中出場の可能性が高いが「ベテランとして、チームのためにやれることを、しっかりやっていくだけ」と、終盤の“締め役”を担う。

 横浜で03、04年J1連続年間王者、札幌では11年J1昇格、12年に降格も味わった。修羅場を経験し、絶対的支柱になった37歳が、5戦連続完封勝利で、首位の座を守る。【永野高輔】