マン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を見せた東京GK秋元陽太(28)だったが、最後に崩された。

 序盤からピンチを招いたが、好セーブを見せていた。前半19分にセットプレーからバックヘッドで狙われたシュートをパンチング。同30分にもクロスから合わされたシュートをはじき返した。後半に入っても存在感を発揮。後半21分にはゴール前まで進入した相手のシュートをセーブした。

 終盤にさしかかり、ACL運営サイドでは0-0で終え、ベスト8進出を想定してマン・オブ・ザ・マッチに秋元選出で準備し始めていた時だった。上海上港FWエウケソンのシュートを両手ではじいた。しかし正面にこぼれたボールをFW武磊につめられて万事休す。8強への切符までも失った。最後の最後で結果に結びつけられず、秋元は「結果がすべて。最後止められなかった僕の責任。中央を固めて守れるところを守れていた。最後に防げていたら」と大きな背中で背負い込んだ。