浦和が「2つの顔を持つ強豪」に不変の哲学で対抗する。25日にアウェーで行われるアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、FCソウルとの第2戦に向け、24日にソウルW杯競技場で最終調整。ペトロビッチ監督は相手を「美しいパスサッカーをしたかと思えば、ある時点から割り切ってパワープレーに出てくる」と評した。

 FCソウルはホームでの第1戦でも、終盤に196センチFWシム・ウヨンを投入し、ロングボール戦術で1点を取りにきた。ペトロビッチ監督は「事故もあり得る」と警戒もした上で「でも大事なのは、対策よりも自分たちがどういうサッカーをするかということ」と言い切った。

 韓国入りしてからも、練習は一切非公開とせず、攻撃面の戦術の確認を繰り返した。ホームで行われた第1戦では1-0で勝利。引き分けや、アウェーゴールを奪っての1点差負けでも、8強には進出できる。それでも指揮官は、攻めて勝つことだけを考える。