鳥栖は1試合を残し、勝ち点3の最下位で5年連続の1次リーグ敗退が決まった。

 前半45分、ナビスコ杯は2戦ぶりの先発となったFW豊田陽平(31)が自ら得たPKを決めて先制した。だが後半は退場者を出し1人少なくなった福岡を攻めきれない。

 数的優位を生かせず追いつかれ、マッシモ・フィッカデンティ監督(48)は「ポゼッション(ボール支配)に目的がなく、勝つための戦いができていない。簡単にボールを回せることに頼り、チャレンジがなかった」と嘆いた。鳥栖は公式戦6試合連続未勝利となり、試合後はスタンドの味方サポーターからブーイングを浴びた。