福岡は10人で同点に追いつき、8強進出に望みをつないだ。

 前半45分、MF冨安健洋(17)が警告2枚目で退場した。だが井原正巳監督(48)から「気持ちの入ったプレーをしよう」と試合に送り出された選手は気合が違った。

 1点を追う後半40分、FW平井将生(28)が「客が入ってて後押しになった」とナビスコ杯2戦連発の同点弾。観衆1万4465人の熱気を力に変えた。井原監督は最終節の6月5日新潟戦へ「最終戦の結果次第だが決勝トーナメントの可能性が残った。新潟戦へいい準備をしたい」と意気込んだ。