横浜が柏に完勝した。

 前半は横浜の元日本代表ベテランコンビが持ち味を発揮した。0-0の前半45分だった。MF中村俊輔(37)が右CKからニアサイドにクロス。DF中沢佑二(38)が頭一つ抜けた高い打点で合わせ、ゴール左隅にたたき込んだ。中村の正確な左足、中沢の高さ。2人の持ち味が凝縮されたゴールだった。

 後半も中村の右CKが起点となり、横浜に追加点が生まれた。同7分。中村のクロスがDFにクリアされるも、こぼれ球をMF中町公祐(30)が前線へパス。反応したFW斎藤学(26)が左足で今季4点目を決めて、リードを2点に広げた。柏は後半27分、途中出場のFW田中順也(28)が右斜め45度の位置から、直接FKを狙うも、惜しくもサイドネットだった。すると、またも中村の右CKから横浜が追加点。後半43分、中村の左足クロスのこぼれ球になった。最後はMFパク・ジョンス(22)が決め、ダメ押しとなる3点目を奪った。

 試合はそのまま3-0で終了。横浜は日産スで今季初勝利し、勝ち点を21に伸ばした。