讃岐が後半ロスタイムに決勝ゴールを決める劇的勝利で、10位に浮上した。1点ビハインドの後半32分にMF馬場が同点ゴールを決めると、3分後にDF藤井が頭で押し込み逆転。ロスタイムに1度は追いつかれたが、カウンターからDF西が右足を一閃(いっせん)。勝負を決める3点目が入り、ベンチ前ではスタッフと選手が抱き合って喜びを表現した。

 J2屈指の強豪を沈め、試合後の会見では北野誠監督(48)が冗舌になった。「前半はビビっちゃってた。結構うちも強いでしょう? 42試合(全試合)のセレッソとウチを比べたらセレッソの方が上。選手には『42試合のうちの1試合だったら勝てる』と伝えていました。そうしたらセレッソさんとも対等にできるので」。敵地で大きな勝ち点3となった。