G大阪DF藤春広輝(27)が、リオデジャネイロ五輪で行使する24歳以上のオーバーエージ(OA)枠の3人の中に内定したことが13日、分かった。G大阪山内隆司社長(59)がこの日、日本協会から「最終的な打診があった」と認めた上で「本人が行きたいなら、そういうこと(内定)になる」と明かした。既にOA3枠に絞られていた藤春は最終交渉の段階だったが、クラブが認めたことで代表18人に一番乗りで入ったことになる。

 大阪・吹田市内で15日のホーム浦和戦に向けて非公開練習した27歳DFは「リオで頑張ってきたい。でもまずは次の浦和戦から(ポジション争いに)負けないよう、しっかりアピールしないと」と意欲満々。50メートル走5秒8の俊足を武器にA代表3試合の出場経験がありながら、謙虚な姿勢を見せた。「国際経験が少ないので楽しみ」。OA枠としてブラジルの地で飛躍し、9月のW杯最終予選に向けて成長を遂げる。