G大阪は20日、日本代表FW宇佐美貴史(24)が、ドイツ1部アウクスブルクへ完全移籍すると発表した。

 25日の第1ステージ名古屋戦(ホーム)がラストマッチとなる。試合後には、セレモニーが予定されている。

 宇佐美は19歳だった11年途中で、今回のアウクスブルクと同じドイツのBミュンヘンに移籍。翌年にはホッフェンハイムにも在籍したが、なかなか出場機会をつかむことができなかった。

 13年夏にはJ2だったG大阪へ復帰。14年度の国内3冠達成、15年度の天皇杯連覇に貢献した。昨冬は欧州クラブから正式オファーを受けながらも残留を決意。日本代表の常連まで成長し、3年ぶりの欧州挑戦を決めた。

 契約期間は4年で20年の6月末まで。メディカルチェックは今月末の渡欧後受けるという。アウクスブルクのシュテファン・ロイター社長は「獲得がうまくいってうれしい。宇佐美貴史は若いが、既にブンデスリーガの経験があり、ここ数年はG大阪で非常に成長している。彼がそのクオリティーでチームを助けてくれると確信している」とコメント。

 宇佐美はアウクスブルクを通して「アウクスブルクはこの数年素晴らしく成長している。またブンデスリーガでプレーすることができるのをすごく楽しみにしています」と意気込んだ。

 21日に移籍会見が吹田市内で行われる。