Jリーグがパフォーム・グループ(本社英国)などと結ぶ5年総額500億円の放送権料契約について、21日、東京・JFAハウスで開催されたJリーグ理事会で話し合いが行われた。理事会メンバーに諮り、大筋で合意した。英国に本社を置く企業との契約で細かい手続きに時間を要すため詰めの作業を残すが、NTTとスカパー!を加えて、地上波、ネット、海外版権など、年単位では倍増となる100億円の5年という大型契約締結の運びとなる。

 莫大な放送権料の一部は、海外大物選手などの獲得資金に充てられるようになる。すでに、パフォーム・グループは16日に「まったく新しいスポーツのライブストリーミングサービス」を、この夏に日本で開始すると発表済み。超大型契約締結の土台も整いつつある。理事会は通常の開始時間を前倒しして、議論に約3時間を費やした。村井チェアマンは「今日の議論を通じて結論は出ていませんが、あまりズルズル引きずるつもりもない。確定次第、お伝えできるかなと思います」とした。(金額は推定)