新潟のFW山崎亮平(27)が今季初ゴールを決めて、チームをホーム戦2連勝に導いた。

 絶好のチャンスに山崎は落ち着いていた。後半33分、DFコルテース(29)が左サイドからクロス。中央に走り込んだMF加藤大(25)が頭で合わせたボールは左ポストに直撃し、はね返りが山崎の前に。「加藤がいいところに入ってくれた。うまくこぼれてきた」。落ち着いて右足で捉えた。

 ナビスコ杯福岡戦で得点したが、リーグ戦はここまで無得点。「焦りがあった」と言うように、ドリブルで仕かけながらもボールを失う場面が多かった。この日はペナルティーエリア付近で、ボールに合わせるタイミングを意識。「ずっとクロスに入る練習をしてきた」。その成果がようやく出た。

 新潟はこれで3試合負けなしで、第1ステージは15位から13位に順位を上げて終了。「こういう試合で得点できたことは、山崎にとってもチームにとっても大きい」。吉田達磨監督(42)は第2ステージにつながるゴールとして評価した。