新潟は0-1でBグループ首位の仙台に敗れ、3連敗となった。勝ち点3で順位は同4位のまま。後半30分に先制を許すと、逃げ切られた。序盤から敵陣でプレーする時間帯が長く、チャンスをつくったが、得点を奪うことはできなかった。

 一瞬の隙を突かれた。後半30分、仙台のFKがポストに当たる。そのこぼれ球を拾われ、左サイドからクロスを入れられると、正面に入ったMF井上綾香(21)にゴールを割られた。

 ボールがポストに当たった瞬間、新潟の選手の足が止まった。「ボールに対する競り合いはできていた。でも、こぼれ球に対する反応がまだまだだった」。DF中村楓主将(24)は、失点の場面で集中力がわずかに途切れたことを悔やんだ。

 新潟は試合の立ち上がりから攻勢を仕掛けた。前半3分から5分まで、3回のCKとFKを1回獲得。敵陣に入り込んで相手をくぎ付けにした。11分にはMF八坂芽依(19)のミドルがバーを直撃。前半終了間際にはFW上尾野辺めぐみ(30)もミドルを狙った。シュート数は13対6と、仙台の倍以上。「イメージ通りに攻撃できた。内容が良かっただけに悔しい」。チャンスを逃した結果に、上尾野辺は厳しい表情を見せた。

 なでしこリーグ杯はグループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する。新潟は4試合を終えて1勝3敗と予選突破に向けた状況は厳しくなった。ただ、辛島啓珠監督(45)は「ハードワークを怠らなかった。次につながる内容」と選手をたたえた。前の2つの敗戦よりも「お互いの距離感が良くなった。それを90分続けられるようになれば」(中村主将)と手応えはあった。「新潟の形ができてきた」と上尾野辺。あきらめずに予選突破を目指す。【斎藤慎一郎】