前線からプレッシャーをかける湘南に対し、新潟はボールを保持しながら、サイドで起点をつくりにいく。中盤では激しくボールを奪い合う展開となった。

 前半32分、湘南はゴール正面30メートルからMF神谷がFK。左サイドから走り込んだDFアンドレ・バイアが頭で合わせて先制点を奪う。

 後半4分、新潟は左サイドからのMF田中のクロスをFW山崎が折り返す。そこにMF加藤が走り込むが、バーの上を通過。湘南はゴール前でマークを厳しくし、新潟に簡単にはシュートを打たせない。

 新潟は後半22分、田中に代わってFWラファエル・シルバを投入するなど追撃の姿勢を強めるが、ゴール前のパスの精度を欠き、チャンスをつくりきれない。

 終盤も運動量を落とさなかった湘南が粘り勝ちした。