千葉FWオナイウ阿道(20)が土壇場で、決勝ゴールを決めた。

 2-2で後半ロスタイムも4分が経過。同点のまま試合終了かと思われた中、後半28分から途中出場した男が、ヒーローの座を奪った。

 MF井出遥也(22)の左サイドからのクロスに頭で合わせた。シュートはGKの手を弾き、ゴールネットに吸い込まれた。

 オナイウは「いいボールをくれた。枠に飛ばそうという気持ちがゴールにつながった」と振り返った。

 チームは先月8日の山形戦以来6戦ぶりの勝利となった。「なかなか勝てていなくて、サポーターの方にも苦しい時期を与えてしまった。次の試合にもつながる勝利だと思うし、これからまた1戦1戦戦っていかないといけない」。まだプレーオフ圏内6位京都との勝ち点差は6離れており、浮かれた様子はなかった。