神戸がリーグ戦では5月4日磐田戦以来のホーム白星を飾った。

 前半13分に左サイドのDF橋本和(29)が中央のMF渡辺千真(29)へパス。渡辺は1度ゴールに背を向けながらも「相手がいなかったので、しっかり狙って打てた」と振り向き、ゴール左隅に押し込んだ。

 幸先よく先制し主導権を握ると、後半33分にはFWレアンドロ(31)が今季12点目となる追加点を記録。攻撃陣が決定力を示し、1万3076人の観衆を沸かせた。

 次節からはリオデジャネイロ五輪代表のDF岩波を欠く戦いになる。それでもネルシーニョ監督(65)は「彼(岩波)がいなくても、クニ(北本)、(高橋)祥平、伊野波に東もいる」とセンターバック陣の名前を挙げた。「彼らがいるので、岩波が抜けることによる不安は一切無い。彼らが能力を出してくれることを期待している」と岩波に代わる戦力の活躍を期待した。