京都が3試合ぶりの白星を挙げた。後半14分、FWエスクデロ競飛王(27)がPKを冷静に沈め、これが決勝点となった。エスクデロは「プロで初めて公式戦でPKを蹴った。でも、PKになった瞬間から『自分が決める』と決めていた。一番自信を持っている人が蹴ればいいと思うので」。今季3点目は、移籍加入後ホーム初ゴールとなった。

 エスクデロの気遣いもあった。27歳でチームの中では中堅。22歳MF国領や23歳MF堀米、24歳有田ら若手が先発する中で、負担をかけたくなかった。「展開も0-0で均衡していた。この場面を背負えるとしたら僕か(ベテランの)ビツさん(石櫃)。自分が責任を全て背負う気持ちだった」。この1点を守りきり、4位に浮上した。