ゴジラポーズで多摩川クラシコを盛り上げる-。川崎Fは23日、ホームで東京と対戦する。同試合は映画「シン・ゴジラ」(29日公開、樋口真嗣監督)とのコラボレーション企画で「多摩川クラシコ」ならぬ「多摩川クラジゴ」と銘打たれ、MF中村憲剛(35)、FW大久保嘉人(33)、DF車屋紳太郎(24)、DFエドゥアルド(23)がゴジラのポーズをした特製ポスターも作成された。

 チームは21日、神奈川・川崎市内で東京戦に向け調整。9日の名古屋戦で右足首を負傷し全治3~4週間と診断されたMF中村は、20日に続き全メニューを消化した。異例の早期復帰に「リバウンドはありますけどやれます。行くしかないなと。乗り切りましたね」とピッチに立つ意欲を口にした。出場なれば、チームのゴールの際、ゴジラポーズをするアイデアが頭にある。ポスター撮影ではクラブスタッフから、手の角度や指の広げ方など細かいポーズを指導され、しっかりマスターした。中村は「だれか点を取ったら、このポーズを促したい」と宣言。FW大久保も「監督が来て(ゴジラポーズを)振り付けしてくれないかなあ」と笑わせた。

 チームはMF大島、原川がリオデジャネイロ五輪に旅立ち不在の中、司令塔の中村の早期復帰は大きい。等々力にゴジラポーズが複数回飛び出せば、白星が見えてくる。