J2清水DF犬飼智也(23)が左足首負傷で長期離脱する可能性が出てきた。今季17試合に出場してきたが、前節ホーム東京V戦(20日)の後半9分、接触プレーで左足首を負傷。「我慢できた」とフル出場したが、21日に病院で検査を受け、復帰まで2カ月を要する見通しとなった。全治未定だが、22日の練習後に松葉づえ姿。「思ったよりも悪そう」と無念の表情を浮かべた。

 今季は副将に就任した。主将のFW大前元紀(26)が肋骨(ろっこつ)を骨折した6月8日のアウェー町田戦以降は7戦連続でキャプテンマークを巻いていた。FW大前は全治3カ月で復帰は早くても9月上旬以降。副将のGK西部洋平(35)も右もも前の肉離れが完治していない。まとめ役不在は痛い。チームは東京V戦で10戦ぶりに敗れ、プレーオフ圏外の7位に転落した。「大変な時期に申し訳ない」と犬飼。1年でのJ1復帰へ、もう負けられない状況下での相次ぐ主力離脱は痛い。【神谷亮磨】