J2清水は28日、長崎GK植草裕樹(34)が完全移籍で加入したと発表した。植草は同日、静岡市内の全体練習に合流。初日からゲーム形式などの全てのメニューを消化し「もう1度やってやろうという思いだった。自分の100%を出し切りたい」と意気込んだ。

 今季はGK西部洋平(35)が右もも前肉離れで長期離脱している。リハビリ中に症状の再燃と筋腱(けん)損傷を起こし、復帰が早くても1カ月以上を要する見込みとなった。そこでリーダーシップがあるベテランGKを急きょ補強した。植草は今季リーグ戦出場はないものの、山形時代には小林伸二監督(55)のもとで3年間プレー。同監督も「積極的なコーチングと経験がある。早く溶け込んでほしい」と期待した。