キックオフの午後6時になっても気温30度を超える酷暑の中、夏休みの好カードとあって1万5508人の観客が詰め掛けた。ホームの声援を背に、序盤からチャンスをつくったのは甲府。前半3分、DF松橋が左サイドからセンタリング。浦和MF宇賀神に、オウンゴールすれすれのクリアを強いた。

 浦和は前半14分、宇賀神が左サイドを突破し、左足でセンタリング。ファーサイドでフリーのMF武藤が頭で合わせて先制した。前半終了間際にも、MF高木の左クロスを中央のFW李が左足ボレーで決め、追加点を挙げた。

 後半、甲府は前線からの圧力を強め、反撃を期したが、奏功せず。浦和は司令塔のMF柏木、ゴールを決めた武藤、李を早々に交代させた。甲府は同40分、ペナルティーエリア内でMF田中が右足ボレーシュートを放ったが、惜しくもゴール左に外れた。