なでしこリーグ岡山湯郷の元日本代表MF宮間あや(31)ら計4選手が退団を申し入れた問題で、クラブの萩原誠司代表(60=岡山・美作市長)が30日、リーグ杯長野戦(美作)の試合前にサポーターへ事情説明した。この日午前に岡山県内で宮間と会談したと明かした同代表は「引き続きチームと行動を共にしてくれるような気がしている」と残留へ手応えを口にした。

 27日に退団を申し入れた4選手については、25日に解任された結城監督代行の言動などが原因とみられるが、萩原代表は「遠因はもっと深いところにある」という。蓄積されたクラブ側への不満が今回の騒動になったといい、黒田和則ゼネラルマネジャー(GM=70)は31日でGM職を辞任する。宮間ら不在のこの日は2-3で敗れ、公式戦14試合勝ちなし。解任の結城監督代行に代わり、宗コーチが指揮を執った。